路上音楽家がワイングラスと水だけで奏でる、名曲『ハレルヤ』が素晴らしいと話題に【動画】
ルー・リードと共にヴェルヴェット・アンダーグラウンドのオリジナル・メンバーとして有名なジョン・ケイルや、若くしてこの世を去ったジェフ・バックリィが愛しカバーしたことで知られる、レナード・コーエンの名曲『ハレルヤ』(“Hallelujah”)。これまでなんと200人以上のアーティストにカバーされているそうですが、それをヴォーカル・歌詞がないインスツルメンタルで、驚きの演奏をするミュージシャンがいました。
下のビデオは、イスラエルのYouTubeユーザーkozlovskidudiさんが3日前に投稿したもの。先日ビル・ゲイツ氏が降臨した、米ソーシャルニュースサイトRedditに数時間前に投稿され、現在人気上昇中です。
「この人を以前ザルツブルク(オーストリア)で見た」と言うYouTubeユーザーのコメントもありますが、「前、プラハで見たことが」というコメントもあり、このビデオがどこで撮影されたかは定かではありません。(ビデオ冒頭で「あなたドイツから来たの?」と聞かれ、「いや、ここ出身です」と言っているので、ドイツでないことは確かです。)
クリスタルのワイングラスと、その中に入った水だけで奏でる『ハレルヤ』。グラスの縁をなぞる指からくり出される音は魔法のようです。
こうしてゴブレット(ガラス製足付酒杯)の縁を指でこすって、楽器として使用するものはグラス・ハープと呼ばれ18世紀半ばから演奏されているそうですが、彼のグラス・ハープはよく見るとグラスも非常にまちまちで(中にはカットグラスも)、きっとこの楽器が奏でる音に対する愛をもって、一つ一つ丁寧に選んだのであろうことがうかがえます。
何か少しでもあやしいところがあると批評がかなり手厳しいRedditユーザーですが、このビデオに関しては素直に称賛コメントの嵐でした。
「すばらしい。メチャクチャすばらしい。」
「ブラボー!誰か彼にドリンクを買ってやってくれ」
「テーブルに軽くぶつかってビブラートをかけるところがすごい」
「おい財布を出せ」
「今まで聞いた中で一番リラックスさせてくれたバージョンかもしれない」
...などなど。
数年前にパット・メセニーが発表した、クレイジーな自動演奏装置の数々を使う『オーケストリオン・プロジェクト』を観に行ったのですが、その中にもグラス・ハープの進化型であるアルモニカに近い楽器が入っていました。一人メセニー・オーケストラとも言えるような演奏は、彼が自ら弾いたギターの部分は相変わらず素晴らしいものでしたが、自動化された部分は、やはり機械的な感じが否めませんでした。
それと比べると、この無名のストリート・パフォーマーはグラミー賞を受賞したこともなく、音程も時には正確ではないかも知れませんが、グラス・ハープ音楽に対する愛と、人を釘付けにすることでは勝っているかも知れません。
記事元:YouTube (kozlovskidudi), via Reddit
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