高校生の息子がゲイ・カミングアウトを計画、耳にした父親からの手紙が「理想的」と話題に
高校生の、まだカミングアウトしていない(と思っている)同性愛者の息子に父親が書いた手紙が、「なんていいお父さん」「理想的すぎる」と称賛され、ネット上ですごい勢いで拡散されています。23時間前に公開されてから、オリジナルの画像はFacebookで約6万4千回いいね!され、さらに4万回以上シェアされました。これが米<Yahoo!>ニュースや<Huffington Post>などにも取り上げられ、話題はさらに全米に広まっています。追伸を入れても5文だけのこの手紙、いったい何と書いてあったのでしょうか。
ネイトさんが父親から受け取った手紙。via Facebook(FCKH8.com)
ネイトさんという息子にあてて書かれた手紙は短いものですが、「シンプルで希望に満ちている愛のメッセージ」と言われバイラルニュースになっています。【更新情報:一夜明けて米時間16日、『スタートレック』のヒカル・スールー役で知られる俳優、ジョージ・タケイ氏もFacebookでシェアしていました。彼のFBページは360万人にフォローされており、その効果は強力です。】
書いてある内容はこんなものでした。
「ゆうべマイクと電話で、俺に対してカミングアウトする計画の話をしてるのが聞こえてしまったんだが」と始まり、「計画を立ててもらいたいのは、オレンジジュースとパンを学校の後に買って家に帰ることぐらいだ。(知っているということを)カミングアウトするよ、今のおまえと同じように。おまえが6才の時からゲイだってわかっていたし、生まれた時からずっと(変わらず)愛してるよ。」
そして「父より」とサインした後の追伸は、
「P.S. お母さんと俺は、おまえとマイクはお似合いのカップルだと思ってるよ」
<訳注:文体・筆跡・口調から、おそらく私/僕というより「俺」タイプと見て訳しました。>
この率直な父親からのメッセージは、活動家グループ<FCKH8.com>のFacebookページに投稿されたもの。<FCKH8.com>はLGBTの若者を力づけることを目的に、同性愛・同性婚に関するポジティブなメッセージが書かれたTシャツやアクセサリーを販売したり、社会運動をするグループ。<FCKH8.com>ページのファンはよく、「私はゲイ!」とトッピングされたカミングアウト・ケーキの写真や、ハロウィーンのパンプキンに「FCKH8」とカービングされた写真などを投稿するそうです。
<FCKH8.com>サイトを創設したルーク・モントゴメリー(Luke Montgomery)さんは、<Yahoo! Shine>にこう語りました。
「クレイジーな投稿もかなり多いので、もう少しで見落とすところでした。」米ミシガン州に住む高校生、「ネイト(Nate)」君からメールでこの手紙の画像を受け取ったそうです。しかし見逃さずに読んだ時、「泣きました。」
ネイト君の家族は手紙の内容以外は公表したがらなかったそうですが、4つの文(と追伸)だけで、あっという間に拡散されるには充分でした。
モントゴメリーさんは、「こんなに多くの人が(肯定的な父親の反応に)沸き立ったというのは、実は悲しいことです」と言います。「これが示しているのは、まず1つに、こうしたケースが稀だということ...非常に残念なことです。そして2つ目に、人々はこうした反応を渇望している、ということです」
39才の同性愛者であるモントゴメリーさんは去年の夏、「愛を合法化せよ(Legalize Love)」運動と、オバマ大統領の再選キャンペーンのために米国中をドライブしてまわったのですが、それ以来特に、キリスト教原理主義の両親との関係がぎくしゃくしているそうです。「私は(こんな反応が)欲しい」と説明し、「みんなの望みだと思います」と続けました。
全米で活動する同性愛者の家族グループ、Parents and Families of Lesbian and Gays (PFLAG) も、この父親からのラブレターを絶賛。「この手紙は、PFLAGの方針そのものです...両親から、無条件の愛を欲しがらない子供がいるでしょうか?」とスポークスパーソンが<Yahoo! Shine>に語りました。「一部の人は、この父親のケースのように、そこにすぐたどり着く場合もあります。また別の人たちの場合、時間がかかるかも知れません。しかし、いつどうやってそこに達するかに関係なく、親は何があっても子供を支え守らなければいけません。ですから、ネイト君のお父さんに拍手を送ります。それとネイト君?オレンジジュースとパンを忘れないようにね!」
ネイト君のお父さんも、自分が書いたメモがまさかこんなに広まるとは夢にも思わなかったことでしょう。しかしネイト君は、お父さんは素晴らしい、きっと多くの人のインスピレーションになり得る...と考えたからシェアしたのでしょうね。
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晴れている日などは特に、海に浮かんでいる様々な場所で気持ち良さそうに休んでいるアザラシたち。筆者の住むシアトル近郊にも沢山いますが、そのピュージェット湾で、サーフボードをブイにつなげ浮かべて、その上にリモコン操作のGoPro(ゴープロ)カメラを設置したらどうなるか試してみた人がいました。
YouTubeの見出しによると、ビデオ(下)に写っているのは、乳離れしたばかりのゼニガタアザラシ(harbor seals/アザラシ科ゴマフアザラシ属)の子たちだそうです。撮影が行なわれたのは、米ワシントン州ピュージェット湾、シアトル市とその南にあるタコマ市の中間あたり、スリー・ツリー・ポイントと呼ばれる水域にて。長時間泳ぐのにはおそらくまだ慣れていないのでしょう、みんなサーフボードを見つけると、ここぞとばかりに乗ろうとするのですが...。
うまくボードに乗ることができ、しめしめと休んでいる子も中にはいるようですが、大抵どうなるかはビデオでご確認ください。
ビデオの冒頭には映画の最後に出てくるように、「この映像の撮影にあたり、動物にもGoProカメラにも危害は加えられていません。(ボードに)ワセリンは塗ってありません」とお茶目に書いてあります。実はこの日の朝はシアトルらしく雨が降っており、そのせいで、表面が程よく(?)濡れてスルスルのウォータースライド状態になったのだとか。
何度も何度も果敢にチャレンジするのを見ると、ちょっとかわいそうかも...と思ってしまいますが、めげないところを見ると楽しいのかも?知れません。
アメリカの2ちゃんねるとも言えるソーシャルニュースサイトReddit.comで人気になり、現在390コメントも集めているビデオですが、YouTubeで152票いいね!を集めているトップコメントは...
Grim Minos:「まだ見始めて57秒だけどすでに、普通の映画とかで主人公が銃撃戦を生き残れるかどうか見る時よりも、このアザラシがボードに乗れるかどうか感情移入しちゃってる。」
確かに、ハラハラしながら応援してしまいますね。もう少し簡単に乗れる時もあるよう、YouTubeユーザーHydRemoteさんには、ぜひ晴れている日にも試してみてもらいたいものです。
【3/18更新情報:大手CBSニュースなどにも取り上げられ、サーフィン・アザラシ・キッズはますます大人気!2千余りだった閲覧数は146万回以上に達しました。】
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東日本大震災から2年...岩手・大槌みらい新聞の記事が英訳され電子書籍に :: E-book Published: "Life after the Tsunami vol.1: A Collection of The Otsuchi Mirai Shimbun News Reports"
東日本大震災から、今日でちょうど2年になります。この忘れてはいけない日に、先日翻訳させていただいた、臼澤良一さんのインタビュー記事を含む英語の電子書籍が出版されました。大槌みらい新聞のサイトにこれまで掲載された津波証言や、被災から立ち直ろうと頑張っている岩手県大槌町の方の記事(トップストーリー)を、世界に向けて英語で発信する取り組みです。
Today marks the 2-year anniversary of the 2011 Tōhoku earthquake and tsunami. We need to remember what happened -- so we can learn from it, no matter where we are. On this important day, the Kindle e-book, which contains the first person tsunami account I translated last month, has been published on Amazon.co.jp. The e-book contains Mr. Usuzawa's article as well as other personal accounts and reconstruction news stories from Otsuchi, Iwate.
日本国内の方はこちらからご覧ください。(Amazon.co.jp)
アメリカのAmazon.comリンクはこちらになります。
You can check out the e-book from here (Amazon Japan).
Here is the link to the Amazon listing in the U.S.
また、Yahoo!映像トピックスにも臼澤さんの体験談ビデオが掲載されました。
Yahoo! Japan also featured this documentary/interview video in their Video Topics:
まさかの津波が…生還者の壮絶な体験談
(Unexpected Tsunami -- One Survivor's Horrific Experience)
シリーズ東日本大震災「津波の語り部」臼澤良一 岩手県大槌町
まだ解決せねばならない課題は山とありますが、まわりと力を合わせて前向きに、コミュニティーを建て直す努力をしていらっしゃる臼澤さんのような方を見ると勇気をもらえます。(何も苦労をしていない自分が、被災地の方から勇気を頂くというのも恥ずかしいのですが。)遠くからで出向くことも出来ず歯がゆいものの、微力ながらエールをお送りするとともに、インスピレーションにお礼を申し上げます。
There are still numerous issues to be solved. (e.g. A large number of evacuees still live in inadequate temporary housing, etc.) Yet, when I see someone like Mr. Usuzawa, who is postively trying his very best to work with those around him for reconstruction of his community, I feel encouraged. I have to admit, it is a bit embarrassing that I am being encouraged by the people who survived the disaster; I really didn't suffer personally except for my family going through it.
It is often frustrating I can't go there to help, but on this day I'd like to send my "ganbatte kudasai" prayers as well as thanks for the positive inspiration.
ロシアのヒーロー「パニッシャー」!? 事故100回、無礼な車に教育的指導を入れるバス運転手
運転していて、マナーのない車に割り込まれるのは確かに腹が立つものですが、目には目をどころではなく、そうした車にわざと衝突していって「罰を与える」バス運転手が話題になっています。ニックネームは、マーベル・コミックのヒーローにかけて「パニッシャー」(直訳:罰を下す者)だとか。
[「パニッシャー」のバスに思い切り衝突されたバン。Image: YouTube(SpicyRussia)]
彼の本当の名前は、アレクセイ・ヴォルコフ(Alexei Volkov)。ロシアの首都・モスクワの北西郊外にある町ゼレノグラード(Зеленоград)でバスの運転手をしています。自己申告によると、これまでの事故数は100回以上(!)という強者です。
公共交通機関に対して道を譲らない、割り込みする、ひどい時にはわざと事故を起こして保険詐欺をはたらく...など、マナーの悪いドライバーに閉口していたというヴォルコフさんは、車載カメラを購入。それ以来、罰を与えた際のビデオを自らのYouTubeチャンネルに投稿することにしたそうです。下のビデオは、その中で一番最近の事故を集めコンピレーションにしたものです。
欧米メディアの間では、「パニッシャー」というあだ名がついたヴォルコフさん。<RedHotRussia>の報道によると、「アレクセイは、実に妥協しない運転スタイルを確立しており、車が彼のレーンに割り込もうものなら、直ちに犯人に罰を下す。その運転スタイルから、“教師の中の教師”というニックネームがついた」とあります。
[ 訳注:ロシアのスラングでは、法的には疑わしいさまざまな方法で優先権を主張するドライバーのことを(否定的な意味合いで)「教師」と呼ぶそうです。例えば、「教師」が前でノロノロ運転をしている車にイライラした場合、その車を追い越し、唐突にブレーキを踏むなど。 ]
ヴォルコフさんのビデオはロシアのネットユーザーの間では今や広く知られており、現在一部の欧米メディアでは「ロシア大衆のヒーローになっている」「地元ではセレブ」と報じられていますが、ロシアでの意見は分かれているようです。
22日に地元メディア、ゼレノグラード情報ポータル(Инфопорталa Зеленоград)のインタビューに応え、ヴォルコフさんはこう話しました。
- ビデオにある記録によって、全て無罪だったんですか?
「全てのケースで無罪と判断されました。以前は議論しようとする交通警官もいましたが、法廷では常に私の主張を認めてもらえました。今では、全てスムーズです-- 客観的に判定を下してもらえます。」
- 事故が多いことで、(交通局の)マネージメント側と問題はないんですか?
「私の過失だと認められない限り、マネージメントは心配しません。バスが受けるダメージはたいてい小さなものですし。もし損害が大きければ、保険の支払いを待って修理するだけです。例えば先日は、3トンのトラックにぶつけたのでバンパーがかなり変形しました。」
- 同僚の運転手や、交通警官はあなたの方針についてどう考えているんでしょうか。
「方針とかいう話ではありません。例えば一番最近の事故を見てください。私に何ができたでしょうか?よけて左の対向車線に飛び込むか、急ブレーキを踏んで乗客をケガさせるべきでしたか?どちらにしろ免停になり、私にとって深刻な問題になります。そして(割り込んで来た)ろくでなしは単にその場を去ることになる。そんな結末に興味はないんです。警官は単に笑ってますよ。同僚は -- どう思ってるか、聞いたことないですね。」
- 今まで、事故は何回になりますか?全部YouTubeに投稿しているんですか。
「全部数えると、100回以上になります。もちろん、全ては投稿していません。明らかなサギや、派手な衝突だけチャンネルにアップロードしています。それに、車載カメラを付けたのは2007年からだけですから。」
- 詐欺師相手の事故の後始末などで目的地に着けず、乗客から苦情が出たことは?
「それはおかしな質問でしょう。乗客は(するかもしれなかった)ケガをせずに済んだわけですから、何の文句を言うんですか?それはナンセンスだ。」
- それでは、あなたのバスに乗った乗客が、事故でケガをしたことはないんですか。
「はい、乗客がケガしたことは1度もありません。」
- バス運転手の観点から、ゼレノグラードのドライバー全般をどう評価しますか?バス停からバスが発車する時、彼らはバスに譲りますか。
「何と言えばいいのか... たいてい無作法に振る舞いますね。ウィンカーを出して1〜2分待っているバスをよく見ますが、それでも“あほ”どもが割り込んできます。それでも、徐々に改善してきてはいます。私の教育的な仕事のせいもあるでしょう。」
こんな「教育的指導」に、ロシアのネチズンのコメントは...?
Insolente: 最初から彼のビデオをフォローしてるけど)) 尊敬してる
SOKAR: 詐欺師に当てるのは必要だし、正しいことだと思う
K-1: 1人の運転手がこんなに多くの詐欺師ばかりに出会うって、あやしくなってくる!
Green acid: この男、単に(他の)ドライバーを挑発して、短気で引っかかる相手がいた時に、ビデオに出てくるように「教えて」るんじゃないかな。(バスに対して反感を持ってるバカもいるだろうから)そういう奴らを横柄な態度で怒らせるのが趣味で、その後も恨んでる輩がぶつけてきたりするのをビデオに撮ってるんじゃ?
Асфальтоукладочный каток: 事故100回って...モスクワの公共交通局は、このアホをなんでまだ雇用してるわけ?
SchAlk: この運転手が適正じゃないと思ってる人も多いようだ。でも全てはシンプルな話 -- もし路上のドライバーがみんなルールを守ってたら、問題は何もないわけで。
massadig: 彼のYoutubeチャンネル見てみろ。この男、 精神的にイカレてる。動いてるもの全てに当たっていってるから。誰かとっくにストップをかけてるべきだ。
単純にヒーローという意見ばかりではなく、「当てるのが好きで機会を誘っているのでは?」という疑いもあるようですが、みなさんはどう思われますか?
エクストリーム・バス運転手、ヴォルコフさんのYouTubeチャンネルはこちら。
記事元:RedHotRussia, YouTube(SpicyRussia), Инфопорталa Зеленоград
英SFシリーズ『ドクター・フー』の超定番キャラ、ダーレクの生みの親レイ・キューシック氏が死去
イギリスBBCで1963年から放映されている、世界最長のSFテレビドラマシリーズ『ドクター・フー』。そしてドクター・フーの前に幾度となく現れ、最近もカムバックした人気悪役キャラと言えばダーレクですが、そのダーレクを1963年にデザインしたレイ・キューシック氏が現地時間21日、心不全で死去したと発表がありました。享年84歳でした。
[Image via bbc.co.uk]
8年前から再びオンエアされることになり、現在も絶大な人気を誇る長寿番組『ドクター・フー』は、今年50周年を迎えます。レイモンド・“レイ”・キューシック(Raymond "Ray" Cusick)氏は、1963年、新しく始まる番組のためにエイリアンをデザインするようBBCから依頼されました。(ダーレクのコンセプトを書いたのは脚本家のテリー・ネイション氏ですが、キューシック氏は視覚/物理的なデザインを担当しました。)
BBCは当時『ドクター・フー』を家族向け番組として構想し、タイムトラベルを軸に科学的なコンセプトや歴史上の出来事を紹介していく、教育的なシリーズに作り上げていく予定だったそうです。
シーズン1の『The Daleks』エピソードで初登場した、惑星スカロのミュータント種族「ダーレク」は「Exterminate!(抹殺セヨ!)」という機械的な声と共に大ヒット。番組の人気に拍車をかけ、イギリスのSF文化の中で主要な位置を占める存在になりました。シリーズをそんなに見ていない人でも、ドクター・フーと言えば「Ex-ter-mi-nate!」と言う声と共にダーレクをすぐ思い起こす、と現在その声を担当する声優、ニコラス・ブリッグズ(Nicholas Briggs)氏はビデオ(下)の中で語ります。
『Doctor Who Magazine』誌はこうツイートしました。
「ダーレクの生みの親であるデザイナー、レイ・キューシック氏が亡くなられたことは誠に残念でなりません。半世紀を経てなお、彼の象徴的デザインは生き続けます」
It's with great sadness that we report the death of Ray Cusick -the designer of the Daleks. Half a century on, his iconic design lives on.
— Doctor Who Magazine (@DWMtweets) February 23, 2013
また、古くから『ドクター・フー』に俳優と脚本家として関わっているマーク・ゲイティス(Mark Gatiss)氏はこうツイートしています。
「さようなら、偉大なレイ・キューシック。(50周年の)記念の年に彼を失うのは悲しいけれど、彼の創造が死ぬことはない。ダーレクは永遠だ!」
Farewell to the great Ray Cusick. His passing is especially sad in this anniversary year but his creation remains immortal. Daleks forever!
— Mark Gatiss (@Markgatiss) February 23, 2013
<ダーレクはコショウ入れ...いや塩入れだった!?ことの真相>
2008年、BBC Threeが放映する『ドクター・フー』の裏話を語る番組『Doctor Who Confidential (ドクター・フー極秘情報)』の中で、キューシック氏はダーレクのデザインについて語りました。番組に出てくるさまざまなエイリアン種族を作る係だったBBCの特殊効果エキスパート、ビル・ロバーツ(Bill Roberts)氏と昼食をとっていた時に、ダーレクのアイデアを話し合ったそうです。キューシック氏はテーブルの上にあったコショウ入れを使い、考えているエイリアンの滑るような動き方をロバーツ氏に見せて、「こんな風に動くんだ -- どうやって動いているのか(足などのパーツが)見えないように」とデモンストレーションしたとか。
...と言うと、コショウ入れがインスピレーションだったように聞こえるのですが、それはちょっと違う、と後にキューシック氏は述べています。
<誤解ではあったものの、こんなセットは購入可能。via thinkgeek.com>
「ああ言ってから、人々はコショウ入れがインスピレーションだったように言うんだが、使ったのは塩入れだったかも知れないし」「コショウ入れだけでデザイナーになれたら苦労しないよ」と補足して、BBCにこう説明しました。「何がアイデアに繋がったかと聞かれたら、それはシステムを論理的に考えた結果で。なぜかと言うと、(中に)オペレーターがいないと操作できないと考えていたから。機械的なものを作れば、たいてい壊れて撮影中うまくいかなくなる。だから完全に当てにできるようにするには、人間を中に入れるほかない。」「そこから、『そうすると、オペレーターは中で座らなくちゃいけないから』と考えて、人間工学に基づいた18インチの高さのイスを描いて、これでオペレーターの部分は出来たから、とそのまわりを囲んで描いたんだ。そうして基本的な形が出来上がった。」
その後コショウ入れかもしくは塩入れを小道具に使い、ロバーツ氏に動作の説明をした、というわけですが、世間には「ダーレクはもともとコショウ入れだった!」と思われてしまったようです。(現に、英『The Telegraph』紙もそう報じています。)
<ノーフォーク・ホルトで開催されたダーレク・デーの様子>
[Image: bbc.co.uk]
『ドクター・フー』の視聴者にとっては、ダーレクは惑星スカロの科学者ダブロス博士が、スカロに仕掛けられた宇宙戦争を生き抜くために創造したものとされています。しかし後に、自ら創ったダーレクが博士の死を招くのですが...。
現実の創造主キューシック氏は、ダーレクにもコショウ入れにも狙われることなく、眠っている最中に亡くなられたそうです。彼の人生を讃え、みんなで『ドクター・フー』コスプレ祭りをしよう!などという動きもあるようで、キューシック氏の創造したキャラクターの数々は、これからもまだまだ長生きしそうです。
R.I.P. ご冥福をお祈り申し上げます。Thank you for giving us the Daleks, Mr. Cusick!
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アカデミー賞を受賞するレベルの作品を作るには、さぞ多額の制作費と莫大な設備、機材が必要なのだろう...と思いがちですが、資金が途絶えてしまいフィルムが購入できなくなり、なんと最後はiPhoneアプリで撮影した作品が、今夜(現地時間24日)アカデミー長編ドキュメンタリー映画賞に輝きました。
『シュガーマン 奇跡に愛された男』(原題:Searching for Sugar Man)はケープタウン出身のファン2人が、南アフリカでは伝説の70年代ロック歌手、ロドリゲスの「死」の真相に迫るという内容の作品。2012年のスウェーデン・イギリスのドキュメンタリー映画で、日本では今年3月16日に公開されます。
アイデアに賛同する投資家が見つからず、製作は全てが自費だったそうです。1970年代のような感じを出すため、製作チームは当初、8mmフィルムで撮影をしていました。しかしもうすぐ撮影が終わるという時、資金切れという危機に陥ります。
こちらは、監督がその時の状況を話すインタビュー映像です。
マリク・ベンジェルール(Malik Bendjelloul)監督は、CNNにこう語ります。
「スーパー8フィルムで撮り始めたんですが、あれはかなり高い代物で... 資金が完全になくなってしまったんです」「最後にもう少し、あと数ショットだけ必要だった。その時、1ドルの(カメラ)アプリがあることに気付いて、(それで撮ったものが)だいたい同じに見えたんです。」
そのアプリとは、Nexvio社が開発した8mm Vitage Camera(アメリカでは現在1.99ドル/約185円)。「Instagramのビデオ版」とうたわれ、フィルターを用いてレトロな雰囲気のビデオを撮影できるというものです。 開発した側もこの展開は寝耳に水だったようで、中国に訪問中のところをCNNが苦労して探し当てたというNexvio社の代表、Hongyu Chi氏は「クレイジーな話で、ものすごく感激してます」とコメントしています。
もうこれで、撮影できなくなったかも知れない...とあきらめかけた時にスマホのアプリに救われたとは、それ自体がハリウッドのシンデレラストーリーのようなお話。最初に公開したサンダンス映画祭で高く評価され、その後もずっと本命視されてついに受賞した秀作ということですが、果たして映画を観た時に私たち観衆は、どこがスーパー8で撮られ、どこがiPhoneで撮られた箇所なのか判別できるでしょうか?
<『Searching for Sugar Man』予告編(UK版英語)>
<『シュガーマン 奇跡に愛された男』予告編(日本版)>
『シュガーマン 奇跡に愛された男』公式ウェブサイト(日本語)
『Searching for Sugar Man』公式ウェブサイト(英語)
ロドリゲスを探すのに使われた公式ファンサイト(英語)
記事元:SFGate, Mail Online, money.CNN.com, YouTube(OptimumReleasing), YouTube(角川映画)
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ふとした出来事がきっかけでターゲットにされ、始まることが多いいじめ。このビデオに出てくる男の子の場合は、ほんの小さな言葉の間違いが発端でした。「今まで見たいじめに関するビデオの中で、最も心に響いた」と多くの人に言われ、急速にシェアされている映像をご紹介します。
<Image: YouTube(Shane Koyczan)>
To This Day Project(“今でもなお”プロジェクト)は、カナダの詩人・作家であるシェーン・コイザン(Shane Koyczan)さんのスポークン・ワード・ポエム(※) 『To This Day』をベースにして、いじめが一人の人間に与える深く継続的な影響を考えていこうとするものです。この映像作品は2日前に公開され、主にSNSを通して広がり、現時点で160万回以上視聴されています。【3/19更新:YouTubeで約715万回、Vimeoでも30万回近く視聴され、再生回数は合わせて約745万回に達しました。】
コイザンさんの呼びかけに答え、ボランティアで集まったアニメーション作家たちが、それぞれ20秒ずつセグメントを担当したというこの作品。「ポークチョップ」と「空手チョッップ」を混同したばかりにいじめられるようになった少年が大人になって綴った言葉と、それに賛同した多数のアニメーターによる、コラージュでありながら一貫していて思いやりのある映像です。
To This Day by Shane Koyczan
To This Day 今でもなお
When I was a kid 子供の時
I used to think that pork chops and karate chops ポークチョップと空手チョップは
were the same thing 同じものだと思っていた
I thought they were both pork chops どっちもポークチョップだと思っていた
and because my grandmother thought it was cute おばあちゃんはそれを可愛いと思い
and because they were my favourite 僕の好物だったってこともあり
she let me keep doing it 僕にそう信じさせ続けた
not really a big deal そんな大したことじゃなかった
one day ある日
before I realized fat kids are not designed to climb trees 太っちょの子供は木登りするようにできてないんだって気付く前
I fell out of a tree 木から落ちて
and bruised the right side of my body 右のわき腹にあざができた
I didn’t want to tell my grandmother about it おばあちゃんには言いたくなかった
because I was afraid I’d get in trouble 行くべきじゃない所で遊んで
for playing somewhere that I shouldn’t have been 怒られるんじゃないかと怖かったから
a few days later the gym teacher noticed the bruise 数日後に体育の先生があざを見つけて
and I got sent to the principal’s office 校長先生のところに行かされた
from there I was sent to another small room そこから今度は他の小さな部屋へ
with a really nice lady すごく優しい女の人がいて
who asked me all kinds of questions 家でどんな生活をしてるのか
about my life at home いろいろな質問をされた
I saw no reason to lie ウソを言う理由はなかった
as far as I was concerned 自分でわかってる限りでは
life was pretty good けっこういい生活だったし
I told her “whenever I’m sad 僕はこう言った「僕が悲しい時はいつも
my grandmother gives me karate chops” おばあちゃんが空手チョップをくれるんだよ」
this led to a full scale investigation これが原因で本格的な調査が始まった
and I was removed from the house for three days 3日間、家から引き離されて
until they finally decided to ask how I got the bruises その後やっと、(大人は)僕にどうやってあざができたのか聞くことにした
news of this silly little story quickly spread through the school このアホな話はすぐに学校中に広まり
and I earned my first nickname 僕は最初のあだ名をつけられた
pork chop ポークチョップ
to this day 今でもなお
I hate pork chops 僕はポークチョップが嫌いだ
I’m not the only kid こんな風に育った子供は
who grew up this way 僕だけじゃない
surrounded by people who used to say 棒や石で殴られれば骨も折れるけど(※1)
that rhyme about sticks and stones 言葉じゃ傷はつかないから言わせておけ
as if broken bones そんなことを言う人達は
hurt more than the names we got called 呼ばれる名が骨折より痛いことを知らない
and we got called them all 僕らはありとあらゆる名で呼ばれた
so we grew up believing no one だから、大きくなっても
would ever fall in love with us 誰も僕たちと恋に落ちることはないと思って育った
that we’d be lonely forever これから永遠に、ひとりなんだって
that we’d never meet someone 一緒だと太陽みたいにあったかい、とか思う人とは
to make us feel like the sun 誰とも出逢うことはないんだって
was something they built for us そんなコンセプトは誰かが
in their tool shed 物置小屋で考えたでっち上げだと
so broken heart strings bled the blues 壊れたハートの琴線が血のブルースを流した
as we tried to empty ourselves 自分を空っぽにしたくて
so we would feel nothing 何も感じなくなるように
don’t tell me that hurts less than a broken bone 骨が折れるほど痛くないなんてウソだ
that an ingrown life 体に食い込んだ人生の一部は
is something surgeons can cut away 外科医が手術して取り除けるものじゃない
that there’s no way for it to metastasize 体中に転移するわけがないなんて言うな
it does するんだ
she was eight years old 彼女は8歳だった
our first day of grade three 3年生になって、登校1日目に
when she got called ugly 彼女は「アグリー」と呼ばれた
we both got moved to the back of the class つば飛ばしの集中攻撃にあわないよう
so we would stop get bombarded by spit balls 2人で一番後ろの席に座らされた
but the school halls were a battleground それでも相手の人数が多すぎて
where we found ourselves outnumbered day after wretched day 来る日も来る日も、学校の廊下は戦場だった
we used to stay inside for recess 休み時間は、一緒に中で過ごした
because outside was worse 外はさらにひどかったから
outside we’d have to rehearse running away 外では、逃げる練習をしなきゃいけなかった
or learn to stay still like statues giving no clues that we were there それか、銅像のようにじっとして存在を悟られないようにするか
in grade five they taped a sign to her desk 5年生の時、彼らは彼女の机に貼り紙をした
that read beware of dog 「犬に注意」と書いてあった
to this day 今でもなお
despite a loving husband 優しいダンナもいるのに
she doesn’t think she’s beautiful 彼女は自分を美しいと思わない
because of a birthmark 顔の半分よりは少し小さい
that takes up a little less than half of her face 生まれつきのあざのせいで
kids used to say she looks like a wrong answer まわりの子供は「誰かが消そうとして
that someone tried to erase でも全部消しきれなかった
but couldn’t quite get the job done テストで間違った答えみたいね」と言った
and they’ll never understand 言った彼らには永遠に分からないだろう
that she’s raising two kids 彼女が2人子供を育てていて
whose definition of beauty その子達にとって「美しさ」の定義は
begins with the word mom 「ママ」って言葉から始まるということが
because they see her heart 子供達は彼女の皮膚を見る前に
before they see her skin 彼女のハートを見るからだ
that she’s only ever always been amazing ママはいつも、素晴らしい以外の何者でもない
he 彼は
was a broken branch 折れた枝だった
grafted onto a different family tree 違う家族の木に接ぎ木された
adopted いわゆる養子
but not because his parents opted for a different destiny でも彼の両親が違う道を選んだとかじゃなくて
he was three when he became a mixed drink 3歳の時に作られたカクテルのレシピは
of one part left alone 1/3、ひとり取り残され組と
and two parts tragedy 2/3、悲劇だった
started therapy in 8th grade 中2の時カウンセリングを受け始め
had a personality made up of tests and pills 検査と薬で構成された人格だった
lived like the uphills were mountains 上り坂が山に感じる生活
and the downhills were cliffs 下り坂は断崖に見えた
four fifths suicidal 八割方、自殺願望に陥っていた
a tidal wave of anti depressants 抗うつ剤の津波と
and an adolescence of being called popper 思春期ついた「ポッパー」(常用者)のあだ名
one part because of the pills 1%は薬のせいと
and ninety nine parts because of the cruelty 99%は残酷さのせいで
he tried to kill himself in grade ten 高1のとき、自殺をはかった
when a kid who still had his mom and dad 母親も父親もピンピンしてる子供がぬけぬけと
had the audacity to tell him “get over it” as if depression 「吹っ切っちまえよ」と言う
is something that can be remedied さも、うつ病が救急キットに入っているもので
by any of the contents found in a first aid kit 簡単に治せるかのように
to this day 今でもなお
he is a stick on TNT lit from both ends 彼は両端に火がついているダイナマイトだ
could describe to you in detail the way the sky bends 空が落ちて来る直前には
in the moments before it’s about to fall どうやって曲がるものか説明してくれる
and despite an army of friends 大勢の友人が彼のことを
who all call him an inspiration 「インスピレーション」と呼ぶのにも関わらず
he remains a conversation piece between people 分からない人達のあいだでは
who can’t understand 今もうわさの種にされる
sometimes becoming drug free 薬を飲む飲まないということは
has less to do with addiction 正気を保つためしたことで
and more to do with sanity 中毒とは関係ない場合もあるのに
we weren’t the only kids who grew up this way こんな風に育った子供は僕らだけじゃない
to this day 今でもなお
kids are still being called names 子供たちは悪いあだ名をつけられてる
the classics were 古典的なのは
hey stupid よう、バカ
hey spaz よっ、鈍くさ
seems like each school has an arsenal of names どんな学校にもあだ名の武器庫があり
getting updated every year それは毎年更新されていく
and if a kid breaks in a school そして子供がひとり、学校で壊れ
and no one around chooses to hear まわりが耳を傾けようとしなかったら
do they make a sound? 音は発されているのか?(※2)
are they just the background noise 彼らは単に、リピートのまま流れ続ける
of a soundtrack stuck on repeat 学校サウンドトラックの雑音なのか
when people say things like 「子供は残酷になり得るから」とか
kids can be cruel? 人々は言うけれど
every school was a big top circus tent 全ての学校は、でっかいサーカス小屋
and the pecking order went それで序列はこんな風
from acrobats to lion tamers アクロバットから始まって、ライオン調教師
from clowns to carnies それにピエロや見世物芸人が続く
all of these were miles ahead of who we were それらは全部、僕らの遥か上
we were freaks 僕らはフリークだ
lobster claw boys and bearded ladies エビはさみ少年、ひげ女
oddities 変人奇人
juggling depression and loneliness playing solitaire spin the bottle うつと孤独をジャグリングして、ひとりでスピン・ザ・ボトル(※3)をして遊び
trying to kiss the wounded parts of ourselves and heal 傷をうけた場所に自らチチンプイプイとキスして、治そうとしていた
but at night でも夜になると
while the others slept 他の人が眠っている間に
we kept walking the tightrope 僕らは綱渡りをし続けた
it was practice それは練習だった
and yeah お察し通り
some of us fell 僕らの何人かは墜ちた
but I want to tell them でも(フリークだった)みんなに言いたい
that all of this shit このナンセンスは全て
is just debris 単なる残骸なんだと
leftover when we finally decide to smash all the things we thought 僕らが昔
we used to be 自分はこういうものだと信じたこと全て、打ち砕くと決めたら瓦礫になる
and if you can’t see anything beautiful about yourself そして、自分に美しさを見いだせなかったら
get a better mirror もっといい鏡を見つけて
look a little closer もう少し近くで見て
stare a little longer ちょっと長めに、じっと見てほしい
because there’s something inside you あなたの中に何かがあって
that made you keep trying それをもとに、頑張り続けてきたのだから
despite everyone who told you to quit まわりみんなに、やめちまえと言われても
you built a cast around your broken heart 壊れたハートのまわりにギプスを作って
and signed it yourself それに自分でサインしてきた
you signed it あなたが書いたのは
“they were wrong” 「彼らは間違ってた」
because maybe you didn’t belong to a group or a click グループや派閥に入ってなかったせいかもしれない
maybe they decided to pick you last for basketball or everything バスケのチーム選びや 全てのことで最後に選ばれたかもしれない
maybe you used to bring bruises and broken teeth いつもあざや折れた歯を家に持ち帰ったかもしれない
to show and tell but never told 見せて話しても、本当のことは語らず
because how can you hold your ground まわりがみんな、あなたを埋めて葬り去ろうとしていたら
if everyone around you wants to bury you beneath it 地面の上に立つことなんか出来やしない
you have to believe that they were wrong 彼らは間違ってた、と信じるしかない
they have to be wrong 彼らは間違っている、それが真実
why else would we still be here? そうでなければ、僕らはどうしてまだここにいる?
we grew up learning to cheer on the underdog 僕らは、負けそうな人を励ませるように育った
because we see ourselves in them 彼らの中に、自分たちが見えるから
we stem from a root planted in the belief 強く根付いた、信念にもとづいて育った
that we are not what we were called we are not abandoned cars stalled out and sitting
empty on a highway 僕らは昔呼ばれた名ではなく、ハイウェイでエンストして空っぽに放置されてる車とも違うと信じて
and if in some way we are もし、少しそういう部分もあったら
don’t worry 心配しないで
we only got out to walk and get gas ガソリンを補給するのに、ちょっと出ただけだから
we are graduating members from the class of 僕らは
fuck off we made it 「バカヤロー、乗り越えてやったぜ」クラスの卒業生
not the faded echoes of voices crying out エコーになって、消えた叫び声じゃない
names will never hurt me 「あだ名悪口は傷をつけはしない」
of course 当たり前の話だ
they did 傷をつけたのは彼ら(人間)だ
but our lives will only ever always でも僕らの人生はこれからも常に
continue to be 途切れることなく
a balancing act バランスが微妙な綱渡りであり続ける
that has less to do with pain それは痛みのせいと言うよりも
and more to do with beauty. 美しさのために他ならない
(※)スポークン・ワード(Spoken word)は、歌詞や詩、物語を「歌う」というよりは「話す」、文学の芸術的パフォーマンスですが、詩のパフォーマンス・ポエトリーはその代表格です。
訳注※1:"Sticks and stones may break my bones, but words will never hurt me."《棒や石は骨を折るかもしれないが、言葉は少しも傷つけない》とよく言われることわざに関しての言及。
※2:哲学者ジョージ・バークリーによる『人知原理論』(A treatise concerning the principles of human knowledge)の一端から始まった、"If a tree falls in a forest and no one is around to hear it, does it make a sound?"《もし森で木が倒れ、その場に誰もそれを聞く者がいなかったら、木は音を立てたのか?》という思考実験にかけています。
※3:スピン・ザ・ボトルは、複数の人が輪になって、1人がびんを横に寝かしてクルクルと回転させ、回転が停止した時にびんの口の方向にいる人とキスをするゲーム。キスをされた人が次にびんを回します。その方向にいて嫌がられるととても悲惨なゲームであり、人気がないと仲間にも入れない場合も。
To This Dayプロジェクト公式サイト:http://www.tothisdayproject.com
詩人・ワードアーティスト、シェーン・コイザンさんのサイト:http://www.shanekoyczan.com
NHKスーパープレゼンテーションで紹介された、コイザンさんのTEDプレゼンテーションはこちら:http://www.nhk.or.jp/superpresentation/backnumber/130722.html
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